「Please forget (everything)-チャールズリンゼイ展」のご案内
- 2024.11.17
- ご案内
「Please forget (everything)-チャールズリンゼイ展」が両足院にて開催されます。
この度の展示は、両足院副住職・伊藤東凌との深い対話を通じて生まれたもので、禅仏教における「初心」の教えに基づき、忘却と許しを通じて柔軟な変化を促すプロセスを活かしています。展覧会では、リンゼイの新たな作品群が「公案」にインスパイアされ、拝見者に対し、論理的思考を超えた突然の啓悟を促す逆説的な問いを投げかけます。
さらに、OpenAIのSoraやVoice Engineなどの最先端AI駆動ツールを活用し、映像、彫刻、テクノロジーを融合させた作品群が、新たな思索と視点を提供します。ぜひご来場ください。
会期:2024年11月20日 ~ 12月13日
13時~17時
拝観料 1000円
The exhibition, born from a dialogue with Zen Buddhist monk Toryo Ito, explores the Zen principle of “Beginner’s Mind” through paradoxical installations influenced by koans ー Zen prompts challenging logical reasoning to inspire sudden enlightenment. Lindsay’s works incorporate AI-driven tools like OpenAI’s Sora and Voice Engine, blending video, sculpture, and technology to provoke contemplation and new perspectives.
作家略歴
チャールズ・リンゼイ(1961年生まれ、サンフランシスコ出身)は、時間、技術、生態系、記号論のアイデアを融合させた、複数分野にわたる作家である。彼の作品には、没入感のある環境や心に響く音響空間、動きのある視覚芸術が含まれており、多くは宇宙航空やバイオテクノロジーの廃材を使用して制作され、観る者に思索を促す彫刻作品となっている。リンゼイはグッゲンハイム・フェローであり、SETI研究所のアーティスト・イン・レジデンス・プログラム「SETI AIR」の創設者、さらにニューヨーク・タイムズのベストセラー作家としても知られ、科学と芸術表現の新たな地平を切り拓く存在として評価されている。現在、日本の京都に在住し、意識の研究に没頭しており、AIの最前線とその人類の未来への影響を探究しながら、芸術と技術の交差点で新しい表現を模索している。