写経の心得
「私は字がへただから」「筆を持つのは苦手だから」と躊躇する人が意外と多く見うけられます。
写経は、心をこめて丁寧に書写すればよいのです。文字の上手下手は、あまり問題ではありません。そのことは、写経がそもそも仏道修行であって、人々に仏道をひろめ、大願成就を祈ることから始まっているものだから言えることなのです。
現代の写経には、宗教、教育、文化、書道芸術、実用書道的なものが渾然一体化したものとしての姿が求められると思うのです。写経は、いまや古い昔のものから、今日の生活の中に生かされてきつつあります。
一字一仏
写経は一字書くたびに、一体の仏様をお刻みすることといわれます。
このことを心において、ただ一人、一心にお経を写すとき、邪念は滅却され、心の安定が得られるのです。腹の立つとき、人をうらみにおもうとき、ただひたすら悲しみに打ちひしがれるとき、写経をしてみてください。写経を書き終えたときには、腹立たしさも、うらみも、悲しみも、消えうせていることでしょう。写経の文字は誰にも読める楷書できっちり書かれた、長文の細字です。
これを書きぬくこと、そこには忍耐と集中力が培われるのです。香を焚き、姿勢を正し小一時間集中して書写することは、書く禅なのです。
写経体験
HPから予約いただくか、または現地での受付 *ただし現地での場合、都合によりお受けできない場合がありますのでご了承ください
開始10分前には集合してください。手順などの説明の後、般若心経を書写していただきます。筆記用具等は、すべてこちらで準備いたします。普段お使いの筆を持参して使用したい場合は、予約の際にご連絡ください。
書き上げたお写経は、毘沙門天堂にて奉納のち僧侶が供養いたします。
定員 | 6名程度 |
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開催日時 | ほぼ毎日開催。開始時間等はこちらからご確認下さい。 |
納経料 | 2,000円 |
所要時間 | 40分~80分 書くスピードにより個人差があります。 |
持ち物 | 特にございません。 |