文化財を未来へ伝える
アートアーカイブは美と文化財を継承する両足院と、日本の伝統工芸・文化 × 現代アートとのコラボレーションによる、未来の寺宝を創りあげることを目的とした、100年後を見据えた壮大な挑戦プロジェクトです。
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両足院の文化財
両足院は、建仁寺の開山・明庵栄西禅師の法脈・黄龍派を受け継ぐ龍山徳見禅師を開山とする臨済宗建仁寺派の塔頭寺院です。
書物、掛軸、襖絵・屏風、美術品など多くの文化財を保有しております。
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両足院方丈襖絵制作プロジェクト
平成26(2014)年建仁寺開山栄西禅師800遠忌を迎え、当院では後世に残る絵画を制作するプロジェクトを進めてまいりました。
当プロジェクトは、如拙、長谷川等伯、伊藤若冲たちの当院に伝わる寺宝に比肩する芸術を創作し、禅院絵画の持つ文化と哲学を未来へ継承していく事業であります。
制作の担い手は、中国の浙江省寧波市で「雪舟の再来」と讃えられ、雪舟と同じ「天童第一座」の称号をも授けられた道釈画家の七類堂天谿氏に依頼しました。