4月の禅語御朱印直書き会

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4月の禅語御朱印直書き会

4月の禅語御朱印直書き会のご案内です。
参加は予約不要です。
4月の開催日程は、
4月14日(金)13:00~15:00
4月15日(土)13:00~15:00
4月16日(日)13:00~15:00

4月の禅語は、知花鳥待花 (はなをしるとり はなをまつ)

花は厳しい冬の寒さを越えて春に咲く。それを知っている鳥たちもまた、長い冬をじっと耐えて春の訪れを静かに待つ。そんな情景を表した禅語です。

自然の流れに身を委ねた鳥たちは、冬のあいだ焦ることなく春の花が咲くのを待っいます。そして花もまた同様に、春の鳥たちの美声を待っています。鳥たちにとって春の芽生えは、餌となる虫や木の芽などが爆発的に増える豊かな季節の始まりを意味します。また、ある種の植物は、鳥が訪れることによって種子を残し子孫をつないでいきます。つまり、植物にとってもまた鳥たちの訪れは豊かな季節の始まりを意味します。

この禅語は、お互いにわかりあい、ひきたてあい、お互いを成り立たせる関係の大切さを表しているとも解釈できるのではないでしょうか。

私たちヒトについてはどうでしょう。他人や自然界との関係についても、同様のことが言えるのではないでしょうか。自分自身を知り、他人や自然界との関係を理解することで、自然の摂理に身を委ね、自分と身の回りの環境を大切にして穏やかに生きていけると思うのです。

さらに、「花を待つ」という部分に注目すると、時には辛抱強く待つことが必要であることを示しています。人生においても、すべてのことが自分の思い通りにはいきません。ときには「花を待つ」ように、自然の摂理に従って時を待つ他ないということもあるでしょう。

この禅語は、自然の摂理を理解し関係を大切にして生きること、時には辛抱強く待つこともまた自然だということを教えてくれます。

 

両足院徒弟

品部東晟

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