【坐禅体験、そうじ体験】12月20~26日の開催日程 季節の日記「落ち葉のあとの枝」
「落ち葉のあとの枝」
両足院の紅葉は盛りをこえ、止まない雨のように降り続けていた落葉も、次第に落ち着いてきました。
春のまばゆい若葉の色、夏の力強く色濃い緑、秋の紅葉をへて、これから庭には冬の淡く枯れた静寂がやってきます。
冷たく張り詰めた空気につつまれた、静かな冬の庭も私は大好きです。
葉を落としきって静かになっている枝に目を凝らしてみて、驚きました。
一年の活動を終えて静かになっていると思っていたのは、私のとんだ勘違いでした。
もうすでに次の春を待つ芽が、枝えだにしっかり準備されていたのです。
終わりと始まりがひとつづきになって、同時にそこにありました。
終わりだと思っていた落葉の後の季節は、木々にとっては始まりの季節かもしれない。いや、そもそも始まりとか終わりとかそんな線引き自体が、私の勝手な思い込みなんだなと思いました。
一年中どの瞬間を切り取っても、木の活動は始まり続けているし、終わり続けてもいる。
自分が一生とか人生と呼んでいる時間に当てはめてみると、どういうことになるのでしょうね。面白いですね。
坐禅も抜群に面白いですが、作務(そうじ)をしていてふと出会うこんな「問い」も、面白いと思うのです。
さて、12月20~26日の坐禅体験の開催日程です
12月20日(月)8:30~10:00
12月21日(火)8:30~10:00 ※坐禅後のそうじ体験も実施します
12月22日(水)8:30~10:00 ※坐禅後のそうじ体験も実施します
12月23日(木)8:30~10:00
12月24日(金)休み
12月25日(土)8:30~10:00
12月26日(日)8:30~10:00 ※坐禅後のそうじ体験も実施します
https://airrsv.net/ryosokuin/calendar (予約)
両足院徒弟 品部東晟