2026.08.27

回向とは?秋のお彼岸に向けて

まだまだ厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

もうすぐ秋のお彼岸がやってきます。ご先祖様を大切にする習慣、これからも大切にしたいですよね。もちろんお墓まいりも大事な事ですが、両足院では、お彼岸とお盆に施餓鬼供養を行なっています。

餓鬼に食べ物や水を供養することで、彼らの苦しみを和らげ、まわりまわってご先祖様を含むすべてを救済することを目的としています。

この考え方は回向(えこう)といって、仏教の教えに基づく慈悲心を養うためにも大切に考えています。いつもお伝えしていますが、お彼岸にはお供え物とお水を準備して手を合わせてみてくださいね。


両足院では、秋のお彼岸に向けて「回向札(えこうふだ)」の受付を開始いたしました。

秋のお彼岸「回向札」
和紙に繊細な菊の刺繍をあしらった、日々の暮らしに寄り添うお札です。
ご自宅にお仏壇がない方でも、自然やご先祖さまに静かに手を合わせていただけるようおつくりいたしました。
お彼岸の終わりには、お札に直接ご先祖さまへの感謝の言葉を書き添え、付属の用紙で写経もお納めいただけます。

https://ryosokuin.myshopify.com/

まだ暑さの残る毎日ですが、どうぞご自愛のうえ、心穏やかなひとときをお過ごしください。

2026.08.22

静寂と向き合い、願いを結ぶ——セルフ坐禅、結守、若い世代の皆様に多くお越しいただいています

今年に入り、20代や学生さんをはじめとする若い世代の皆様に、当院へ足をお運びいただく機会が増えております。情報や選択肢に満ちた慌ただしい日常の中で、「立ち止まり、静かに自分と向き合いたい」というお気持ちを抱えて来山される方々のお姿を多く拝見します。

現代を生きる皆様が気負わず心をととのえられるよう、特に人気のふたつの体験をご紹介します。

1. 心をととのえ、願いを結ぶ「結守(ゆわいまもり)」

繊細なレースや刺繍をあしらったお守り袋から、ご自身の手で心惹かれる一枚をお選びいただきます。

呼吸を整えて和紙に願いとお名前をしたため、心を鎮める清らかな「塗香(ずこう)」を添えて、袋の紐をご自身の手で結んでいただきます。

ただ授かるだけでなく、五感を使って心を込めるそのひとときが、ご自身を見つめ直す時間となります。

  • 受付: 予約不要(写経場にて随時受付 9:30〜16:00)
  • 志納料: 3,000円

2. 自らの呼吸に耳を澄ます「セルフ坐禅」

あえて指導や言葉を挟まず、手引きに従ってご自身のペースで静寂に身を委ねる新しい形の坐禅です。

スマートフォンを手放し、風の音や庭の気配を感じながら、ゆっくりと歩き、そして坐る。

誰かに評価されることのない、ありのままの自分に戻るためのデジタルデトックスの時間を体験していただけます。

  • 形式: 事前予約制 

https://www.asoview.com/channel/activities/ja/ryosokuin/offices/1768/courses?language_type=ja

伝統と静けさを守りながらも、いまを生きる方々の心に寄り添う寺院でありたいと願っております。

京都・祇園へお越しの際は、どうぞ静寂を味わいにお立ち寄りください。

Since the beginning of this year, we have been welcoming an increasing number of younger visitors, including people in their twenties and students. In today’s fast-paced world, filled with an overwhelming amount of information and choices, we often see people visiting our temple wishing to simply pause and spend quiet time with themselves.

To help those living in this modern era find peace of mind with ease, we would like to introduce two of our most popular experiences.

1. “Yuwaimamori” — Centering your mind and tying your wishes into an amulet

From amulet pouches adorned with delicate lace and embroidery, you can choose the one that resonates with you most.

Taking a deep breath, write your wish and name on traditional Japanese washi paper. Enclose it with a pinch of purifying zuko (aromatic powder incense) to calm the mind, and tie the cord with your own hands.

Rather than simply receiving an amulet, dedicating your full attention and senses to crafting it becomes a meaningful moment of self-reflection.

  • Reception: No reservation required (Available anytime at the Sutra Copying Hall, 9:30 – 16:00)
  • Fee: 3,000 JPY

2. “Self-Zazen” — Listening to your own breath

This is a unique style of Zazen (Zen meditation) where you immerse yourself in silence at your own pace following written guidance, without formal instruction or spoken words.

Setting aside your smartphone, you will slowly walk, sit, and tune in to the sound of the wind and the subtle presence of the garden.

Free from external judgment, you can experience a digital detox that allows you to return to your authentic self.

While preserving our tradition and tranquil atmosphere, we aspire to be a sanctuary that gently supports the hearts of people living in the present day.

When visiting Gion, Kyoto, please feel free to stop by and experience this serene stillness.

2026.08.06

涼やかな静寂のなかで、心を調律するプログラムのご案内

連日、暑い日が続く夏の京都。

強い日差しや外の熱気から少し離れて、静かな空間でゆったりと深呼吸をしてみませんか。

両足院では、お越しいただく皆さまに快適なひとときを過ごしていただけるよう、写経場での「結守(ゆわいまもり)」大書院での「セルフ坐禅」「サウンドメディテーション」はじめとする各場所に空調設備を整えております。 毘沙門天堂前にも冷風扇を準備いたしました。

ひんやりとした涼しさに包まれながら、ご自身の心とからだにやさしく向き合う、いくつかの体験をご用意しました。皆さまをお待ちしております。

【ご予約・詳細】

各体験のご予約は、下記アドレスより承っております。

https://www.asoview.com/channel/activities/ja/ryosokuin/offices/1768/courses?language_type=ja

Kyoto’s summer days continue to bring intense heat. Take a moment to step away from the strong sunlight and high temperatures, and enjoy a deep, relaxing breath in a serene atmosphere.

To ensure a comfortable and restorative experience for all our guests, Ryosokuin Temple has equipped its main experience spaces with air conditioning.

Surrounded by a refreshing coolness, we invite you to take time to gently connect with your mind and body through our offered experiences. We look forward to welcoming you.

Reservations & Details

Please book your experience using the link below.

https://www.asoview.com/channel/activities/ja/ryosokuin/offices/1768/courses?language_type=en

2026.07.21

初夏の特別拝観・展示終了のご報告

2026年の初夏の特別拝観が無事に終了いたしました。



今年も半夏生が美しく色づき、多くの皆さまに初夏ならではの庭の景色をご覧いただくことができました。お越しくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。



あわせて開催いたしました 「UTSUROI HYMN / うつろいの讃歌 – from fragments to soft gestures in stillness / 断片から静寂へのやわらかなジェスチャー」 も、多くの方にご覧いただき、大変ご好評をいただきました。



作品と庭、そして静かな空間が響き合い、それぞれの時間をゆっくりと味わっていただけたことを嬉しく思います。

会期中の風景を写真とともにご紹介いたします。会場の空気や、この季節ならではの静かな時間を感じていただけましたら幸いです。

このたびご来場いただいた皆さま、そして開催にあたりご協力いただいたすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。

今後も両足院では、季節ごとの風景とともに、さまざまな体験や企画をお届けしてまいります。

2026.06.11

はんげしょうの宝珠

両足院の庭に初夏を告げる半夏生。

夏至の頃から七十二候の「半夏生」の時季にかけて、青々とした葉の一部が白く染まり、庭は静かに白い輝きに包まれます。その姿はまるで化粧を施したかのようで、「半化粧(はんげしょう)」とも呼ばれています。

風に揺れる白い葉は、訪れる人の心を涼やかにし、暑ささえ忘れさせてくれる両足院の初夏の風景です。

この美しい半夏生から着想を得て生まれたのが、「はんげしょうの宝珠」。

仏教において宝珠は、智慧や願いの成就を象徴する特別な宝です。庭を眺めた方が、その美しい記憶や願いを持ち帰ることができるように――そんな想いを込めてお作りしました。

白く透き通る琥珀糖は、半夏生の葉が白く染まる姿を表現。中には緑のピスタチオを忍ばせ、初夏の庭の生命力を映しています。

ひと口噛めば、琥珀糖のシャリッとした軽やかな食感とともに、ピスタチオの豊かな風味が広がります。

やがて半夏生の白い葉は季節とともに緑へ戻ります。しかし庭で出会った静かな美しさは、心の中に残り続けます。

両足院の初夏の記憶を映した、小さな宝珠をどうぞお楽しみください。

数量限定、お取り置き、オンライン販売はできません。 

はんげしょうの宝珠  3,300円